ホメファーマー 井手麻子 「ファーマーホメオパスとして生きる 農に携わるということ 」

最近は週末に山梨で農業を行っているという井手麻子ホメオパスの発表です。

井手農園には3反の田んぼがあり、田植えで機械が届かないところは裸足で補植しています。そうすると足の裏から邪気が抜けていく感じがするので、機会があればやってみてほしいとのこと。

そんな田んぼでは、絶滅危惧Ⅱ類のナミゲンゴロウが生息していることがわかりました。ナミゲンゴロウは田んぼ単位で生息する昆虫です。となりの田んぼにいるとは限らないそうで、10年以上自然栽培しているおかげでナミゲンゴロウさんが飛んでこられるのではないかということ。

自分で自分を守るために農耕を勧めます

経済危機、食料危機、健康危機に対して、自分で自分を守らなければいけないのです。
国は食料自給率を下げようとしていることを心に留める必要があり、一番の対策は家庭菜園です。
国民全員が家庭菜園を始めれば自給率は上がるでしょう。

あるクライアントさんは、ねぎの水耕栽培から始め、試行錯誤の末に現在ではベランダ菜園にいそしむベランダ菜園ist(ベランダサイエニスト)にまでなったという嬉しい報告も。

農業に携わることで得られるものは健康

現代人は考えすぎています。起こってないことを考えるなら、体を動かした方がいいでしょう。農作業は無心でできる尊い仕事です。田畑に行き、草の様子をみて土の様子をみて、香りをかいで無心に体を動かす。
これが本当に健康に寄与しているのです。
考えるより動こう。動くなら食べるものが作れる農作業がいいのではないでしょうか。

農業の恩恵は信仰心

自然の中に神をみることができる、…これこそ日本人のDNAじゃないかと思います。
自然は理屈が通用しない。人間は自然に比べたらちっぽけな存在と感じながら農作業をしています。
また農耕は神事だと思い、無心にマントラを唱えながら作業する大切な時間です。
自然の中で自然に寄り添い、自然の力を借りて作物を作って、神を感じ、信仰心を育むことを大事にしてほしいです。

自然の前では謙虚になる出来事がありました。
カエルの命を助けた時、自分の命もカエルの命も神様の前では同じという事に気が付いたのです。
その時はええ?と思ったのですが、今ならそう思えます。生きとし生けるものは神様にとって同じもの。そう思える自分が好きになりました。
自然はいろんなことを教えてくれるのです。

また、自然に無駄はないという、松の木のエピソードも話してくださいました。
畑の隅の方にあった松の木の根元に桑が生え始めました。桑は生命力旺盛だから、松の木によくないかもと桑の木を全部切ったら、松の木がみるみる枯れてしまったのです。共生共存しており、根で栄養をやり取りしていたのでしょう。
命の最後に「自然に無駄はない」と大きな学びをもたらしました。

自分のような素人が10年もお米を作ってこれたのは、神様のおかげとしか思えません。
自分は体を動かすことだけ、そうすれば、自然、神様が稲を作って下さる。
いもち病が出た時、農薬有無に関係なく回りみんな出たのに、自分のところだけは出なかったのです。毎年お米ができています。

あるとき、おひとりで田んぼを借りているクライアントさんの苗が上手く育たなかったので、余っている苗をお裾分けしました。農家は助け合いです。皆さんもこの輪に入ってください。

1人でも多くの人が農業に触れられるようにと願いを込めて、発表を締めくくりました。

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