ご挨拶

「日本の農業と食を考えるシンポジウム」、今年は2019年6月9日(日)、京都リサーチパーク・バズホールにて開催いたします。
今年のテーマは、「みんなが幸せになるための、農業・食・生き方」です。
このテーマを実現するための私たちの取り組みを紹介するとともに、このテーマを実現するためにご活躍されている先生方に発表して頂きます。来場して頂けます皆様に、希望と解決策を発信し、実の多いシンポジウムにしていきたいと心から願っております。

2012年から開催してまいりました「日本の農業と食を考えるシンポジウム」も、お陰様で8回目を迎えます。本シンポジウム開催のきっかけが2011年4月の東日本大震災被災地訪問でした。被災された人には復興のための氣力と体力が得られるような「食」が必要不可欠ですが、ある避難所を訪問した際、皆が食べていたのは、それとはかけ離れた添加物いっぱいの食品でした。 その時、人々の健康を守るために、安全安心で栄養ある食べ物を供給する「自然型農業」とその加工品を提供することが急務だと気づかされました。そして作物を加工する際は、不自然なものを入れないでつくることを誓い、その実現化しております。

また、人々の健康のために森林の恵みが不可欠だということも分かりました。その森の恵みを守るために2017年、日本豊受自然林も設立しました。
森がミネラルふんだんな水と土をつくり、その栄養豊かな水や土から栄養豊富な作物がつくられます。
安心安全な食、生活用品、そして、その土台となる自然型農業や森を守ることこそ、人々の健康の大元だと思います。
自分と同じように、人の命、物の命、自然の命、そして地球の命を大切に思う心を養い、すべてに感謝して生きていけますように心から願っております。

第8回は、日本の農業革命を起こしている野々川 尚先生と、自然な生き方を自らが実行しラジオを使ってそれを発信するタレントの鉄崎幹人さんをお招きしております。皆様、ぜひこの機会にお誘い合わせの上、京都リサーチパーク・バズホールへ、また、ライブ中継の札幌、福岡会場にお集まりください。

なお、前日6月8日(土)には、プレイベントとして、豊受クリニックの自然派医師、高野弘之院長とのジョイントで「自身と家族の健康を守るために知っておきたい大切な話」をテーマにセミナーを行います。前日のプレイベントにもぜひお越しください。

第8回日本の農業と食を考えるシンポジウム 大会長
日本豊受自然農株式会社 代表
由井寅子