“「半農半X」東北での自然農への取り組み”
「おいしい野菜との出会いが、”育ててみたい!”のきっかけに」
●鍼灸師として働く傍ら、実家で農作業の手伝いを
兼業農家である父が、一人で無農薬栽培をやっていた畑を数年前から手伝うようになりました。
現在は宮城の自宅から月に2、3回ほど、約150㎞離れた秋田の畑に行って農作業をしています。
きっかけは2016年秋、実家から突然真っ白いカボチャが届いたこと。食べてみたらあまりにおいしくて、「ある日突然生えてきた」というその種を植え続けたくなって、実家に通って土いじりを始めるようになりました。
広さ1000坪の土地は、キウイや洋ナシなどの果物やアスパラなど、色々転作をしながら、最近はにんにくをメインに栽培をしています。
にんにく生産を本格的にはじめたのは、やはり「おいしい黒ニンニク」に出会ってしまったから。それを父にもすすめて、作付けを増やしたのが3年前です。
●土壌菌を活用し、親子二人三脚で無農薬農業を実践
手伝うようになって、まずは豊受のアクティブプラントを使って栽培をしてみました。一昨年からは御古菌を土に撒くようになったのですが、驚くほどの生育でびっくり!
にんにくの標準サイズは1個約70gほどですが、100gオーバーのものがどんどん育つのです。120gのものもあります。
通常の収穫時期を前倒しした「早獲りにんにく」として、ぜいたくな食べ方をしています。葉が枯れる前に収穫して、茎から食べられる「生産者のおたのしみ」。とってもおいしいです。
40年間無農薬で除草剤も使わずに守られてきた畑だったことと、父自身もホメオパシーでぜんそくが緩和されているので、御古菌を使った“豊受式”自然農についてもすぐに理解してくれました。
ずっと一人で農業をやってきたので、私が手伝い始めたことがとてもうれしそうです。農家は高齢化しているので、これから農業を始めたい人は、お手伝いに行くととても喜ばれると思います。
果物の果汁を虫が吸ってしまったり、作物の葉が病気になったりすることもあり、それでも農薬は使いたくないので、父と一緒になんとか工夫しながらやっています。今後は、それぞれの作物に合わせて、虫や病気を防ぐレメディも見つけて、ホメオパシーを活用した農業に取り組みたいと思っています。