「日本の食と環境を守るために私たちがやれること」
 講演者からのメッセージ

今回のシンポジウムにご参加いただく専門家の方々に、日本の食と環境の復興にかける思いを、今回の発表内容を踏まえ語っていただきました。専門家といえども実際に行動できる範囲は狭いものです。多方面の専門家が手をつなぎ、多数の目覚めた一般人とともに日本復興の一大ムーブメントを形成すること、それがこのシンポジウムの目的です。まずは皆でそれぞれの思いを共有していくことから始めていきませんか。

応援メッセージ

また、今回参加できなかった農業・環境・人間の健康のために尽力されている専門家からも、今回のシンポジウムへの応援メッセージをいただいておりますので、ここでご紹介致します。随時更新してまいります。

 

由井寅子「日本復興の鍵は日本古来の自然型農業の復興にあり」

〜日本豊受自然農株式会社ホームページ「メッセージ」より〜

環境を汚さない自然農でもやれることを20年前にドイツとフランスで知った私は、「いつか日本で自然農をやろう」と決意しました。

私は28歳の時に日本を去り、英国に住むようになりました。その時代は日本でも70%ぐらい自給率があったはずなのですが、30年たった今日、日本の自給率は28%程度に下がっていることを目のあたりにしました。ヨーロッパや米国は、農業に対して国が手厚く保障をし、農業政策を早くから行うことによって土地のやせた英国でさえも98%の自給率があります。日本は国の農業政策の遅れによって日本の農業には後継ぎが育たない程、希望とやる気を失ってしまっているのが現状です。

3月11日の震災の時に、私たち自然農が作った乾燥野菜と味噌、そして洞爺の農場で湧いている天然水を被災地に持参し、とても喜ばれました。こういう時にはまず必要なのは食料と水なのです。それも安全な食料と水が必要なのです。3月11日以降私たちはより深く考えました。6年前から洞爺10反と静岡函南7反(1反=300坪=約992平方メートル)の2か所で自然農をやっていたのですが、本腰を入れる時期がきたと思い、2011年11月に農業生産法人豊受(株)を立ち上げました。

この成立には地元の役場、農協の方々には多くの協力をいただきました。私以外に総勢10名の農民がおり、私たちは喜んで働き、作物ができたことにありがたく感謝し、土壌菌やカブトムシの幼虫、ミミズが生きている土を最も大事にし、そして自然をいじめない事をモットーとしております。日々大いなるものの自然に逆らわず圃場で働かせてもらっています。

環境破壊は何も農薬、人工肥料、遺伝子組み換えの種の乱用だけでなく、その場で働く人々の想念も影響します。いやいや働いていては、自然を憎んでいては、良い作物はできません。働く喜び、希望、感謝を持って農業を行うことがとても大事になります。それには作った作物が安全であること、流通に乗せられること、そして売れることの3つが必要になります。

これからは作物を作っている農民がその主導権を持つべきであると思います。自分たちで作り自分たちで売っていくためには常時供給も含め、農民同士が集まり、力を合わせる必要があると思います。また買う側にも教育をしなければなりません。少しばかり高くても形がバラバラでも、少々虫に食われていても安心できる野菜や果物を選択して行く事によって自然を破壊する農業から自然を友として共存できる農業に変わっていくはずです。

私はヨーロッパで多く利用されている自然療法のホメオパシー療法(同種療法)を英国で学び、1997年に本格的に日本に導入しました。ホメオパシーは人、動物、食物、自然環境にやさしく、その物たちを本来の姿に戻します。私たちはホメオパシーと植物発酵液を使った土壌作りをしており、土も本来の土壌菌が一杯いる元の状態に戻しています。また、人をみる時はホメオパス(同種療法師)として、ホメオパシー療法だけでなく、食事の指導、賢く生きるための指導、心を浄化するための指導を共に行っております。その中で食が悪いために、いくらホメオパシーをやっても治っていかない方々に、自然農の野菜に変えたことによって改善が見られたことも多くありました。農薬や植物ホルモン剤、人工肥料、そして加工する時の防腐剤や人工色素、人工旨味による食原病があることに気づいたのです。

日本国民に本当の野菜、果物、ハーブの味を知ってもらいたく、また、自然をとても大事に思っている私たち自身から農業を立ち上げました。そして今、私たちの野菜は飛ぶように売れているのです。日本復興の鍵は、江戸時代、明治、昭和の初期に行われていた、自然型農業の復興なくしてはありえないと思うのです。生きとし生けるものが心も体も健康に健やかに生きられることを心から願っております。私たちの農業方針に賛同してもらえる農民の皆さんと力を合わせて日本の自然型農業復興を共におこないたいと思っております。

詩

株式会社日本豊受自然農株式会社

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小谷宗司「薬草の豊富な御嶽の自然を守る」

現代の食糧事情

日本の国土、正確には耕地面積からの食糧生産量を積算すると、約7000万人というデータがある。農業関係雑誌で目に留めた。根拠の正誤性に関しては、主観的要素が多分にあると考えられるが、健全な農作物の生産という観点から正しい評価と認識している。では何故、12000万人分の食料が供給され、日本の歴史上かつてない飽食の時代を迎えられているのか。そればかりではない、日々排出される生ゴミのうち食べることが可能な部分が捨てられたものは、2002年では38.8%を占めていたとのデータもある。買ったままの状態で捨てられていたのは11%で、その6割が賞味期限の前に捨てられていた。

現代の農業生産事情

この食糧事情を支えているのは、大量の食糧輸入と共に農薬や化学肥料を用いた生産体制、遺伝子組み換えも含む品種改良品目の生産等、自然の摂理を無視した生産事情がある。
食料全体における自給率を示す指標として、農水省では供給熱量(カロリー)ベース、生産額ベースの2とおりの方法で算出している。
平成22年度では、カロリーベース総合食料自給率=1人1日当たり国産供給熱量(946kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,458kcal)=39%
この数字は年々減少しており、自国の食糧を他国に依存している傾向がはっきり見てとれる。

耕作放棄地の拡大

食糧の流通事情の変革に伴い地産地消の概念、旬の概念ともに薄れ、偏向した食品が出回り、中小規模農家にとっては経営が成り立たない、農業の担い手がいなくなる等の負のスパイラルに陥っている。耕作放棄地は拡大の一途をたどっている。 さらには、農地利用に関しては厳しい法律の壁がある。本来,『農地の権利移転や転用』についてのお目付け役である農業委員会が農地の利用,是正に関して,その役割を適正に担っていれば,遊休農地の在り方について,これほどまでに大きな問題には発展しなかったであろう。

また,遊休農地については,農業経営基盤強化促進法に基づき,その所有者に対して,市町村長の勧告等の法的規制を発動し,適正利用を求めることとなっているなど,法的な改善措置が整備されている。だが現実には,この法的規制はほとんど発動されてはいない。つまり,遊休農地の拡大要因は,農業委員会が十分に機能していない点にある。

中山間地における農業事情

私たちの諸先輩たちは自然と共生していた。開拓した耕作地で農作物を生産し、山菜やキノコなど自然の恵みを求め山に入り、冬の暖房の為の薪を伐採し、豊富な薬草を採取し、里山はきれいに整備されていた。人間と獣との境界は明確に引かれ敵対する存在ではなかった。

しかし、里山が荒れ、管理された自然が失われると共に獣はその牙をむいた。サル、イノシシ、ハクビシン、シカ、その他、これらの獣害は並大抵のものではない。春から丁寧な作付を行っても、収穫期になると獣害対策をしない限り収穫は得られない。JAからは高額な電気柵等各種対策用具を紹介されるが、まともに採用していては借金が膨らむばかり。何よりも、苦労が報いられるこの季節に獣害に会うことは生産意欲を大きくそがれる。農業をやめる人が増加する要因ともなっている。

地域に即した農業の再生

耕作放棄地の解消、希望の持てる農業の再生。この第一歩として私が選択したのは薬草の栽培である。薬草は獣害を受けない。これは経験則である。ただし経済性を考慮すると、独自の生産では継続する農業経営は困難。薬草という特殊性により流通面の確保をしておく必要がある。またその生産に於いては専門的な知識も必要である。薬草は生命関連商品の位置づけからその品質の確保はもとより、ポジティブリスト制度により多くの制約がある。農薬を用いない自然農耕が必須である。また交差汚染を防御するシステムも必要である。このためには一定規模の管理地の確保が必要ともなる。

これらの前提条件をクリアーして取り組むには、確かなロードマップが必須である。 現在大手医薬品メーカーとの委託栽培契約を進めつつある。品目はシャクヤクとトウキからスタートする。6haの放棄地の活用も自治体と交渉している。さらには協力団体の存在と組織力が実現のキーワードである。

農業再生と環境保全に関する将来の展望

継続可能な農業の再生を思科する時、困難な事象ばかりが立ちはだかっている。経済性、現行法など、到底太刀打ちできないとも思われる。
しかし、逆の視点から思科してみると、国は自給率を上げることに奔走している。自治体は放棄地の解消に頭を痛めている。生薬メーカーは安心な国内産の生産に切り替えようとしている。国民は安全な農作物を求めている。このような各当事者の願いの中に切り口があると確信している。「薬草の豊富な御嶽の自然を守る」これを理念に掲げ、スタート時では薬草栽培による耕作放棄地の解消を表向きに位置付け、安全な農作物をここに集う皆さん方をはじめ、ホメオパシー会員の皆様方に提供するシステムの構築に尽力したと願っている。また、ホメオパシー療法で用いられる各種薬草の栽培に力点を置いた事業展開を図りたいと願っている。

自然科学研究所のホームページはこちら

小谷宗司氏プロフィールはこちら

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飯島秀行「宇宙の法則からみた農業の理論と実践」

飯島先生からは当日の講演内容をお寄せいただきました。

・全てはたった一つの宇宙法則で動いている。
  全てが同じだと捉えられるか?
・自然のサイクルについて
  なぜ物は腐るか?
・病害虫とは
  ・なぜ病害虫が発生するか?
  ・酸性系の病害虫。アルカリ系の病害虫。
・堆肥とは
  ・肥料とは何か?
  ・なぜ植物は育つか?
  ・堆肥作りの基本的な考え方。
・農業実践
  ・水とは
    ・無農薬での大豆栽培実践
  ・驚異的な生ゴミ処理
・正しい意識が正しい結果を生む。
  ・実践あるのみ。

テネモス国際環境研究会のホームページはこちら

飯島秀行氏プロフィールはこちら

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成瀬一夫「自然農を推進することは日本復興につながる」

はじめに

未曽有な大惨事となった東日本大震災から1年経ちましたが、復興の道はなかなか厳しい状況にあるようです。岩手県陸前高田市の戸羽市長は被災後、「企業のPRになってもいいから助けて下さい」と悲痛な呼びかけをしていました。また、農業復興については「従来の農業ではない、若い人たちが魅力を感じる一つの産業としての農業を展開してもらいたい」とも語っていました。道端でりんごを売るような農業では食べていけないということなのでしょう。ここにこれからの農業を考えるヒントがあると私は思っております。

NPO法人元氣農業開発機構は一昨年の12月に正式に設立されましたが、適正な利益を得られる農業を実現させるため民間の英知を結集させて我が国の農林水産業を元氣にしていこうということを目的にしております。元氣農業こそ新しい産業というより太陽、土、水に恵まれた環境の中にある我が国の特徴をいかして、安全、安心な農産物を求める多くの国民に応え農薬や化学肥料を使わない自然農法を展開していく必要があろうと考えております。

NPO法人元氣農業開発機構の役員は民間企業で活躍されている方ばかりです。理事長はパナソニックの顧問をしております古瀬洋一郎さん、副理事長に紀文食品の元代表取締役専務の高野さん、東京都内で「おはち」グループの会長だった坂本さん。理事も筑波大学名誉教授、物流会社の社長、NPO法人の理事長、農業生産法人の代表など多彩な顔ぶれとなっております。具体的な活動として朝市夕市、セミナー、現地見学会、異業種交流会、農業政策に関する勉強会などを行っております。

1 日本農業の実態についてですが、戦後、食糧難の時代に米の増産政策がとられ、化学肥料、農薬をふんだんに使って克服してきました。それだけ食べるものが少なかったわけです。

農水省の幹部の方から「農薬を悪者にしないで下さい」と良く言われます。しかし、私が新聞記者時代に北海道から九州、沖縄までの農業現場を現地取材して歩いていた時、このままでは日本の多くの方々が病気になってしまうのではなかろうかという農薬・化学肥料全盛時代を見てしまったのです。

北海道で「玉ねぎに掛ける農薬の回数が20回超えた、大玉でないと出荷できない。皮を剥いて食べてもらわないとならないのでー」とこっそり農業団体であるホクレンの幹部から聞かされ、またジャガイモの収穫は大型機械で掘るのですが、葉っぱが青々していると機械に絡んでしまうので、まず葉っぱを枯らしてから掘るという。ベトナム戦争で大きな問題になった枯れ葉剤ですよ。今でも除草剤、枯れ葉剤が使われていると思います。

機械化が進むにつれて土を硬くしてしまう踏圧問題が起きて土づくりが重要と盛んに言われましたが、手間と経費が掛るということから化学肥料、農薬に頼らざるを得ない状況に。

野菜等の畑作物の栽培では日本は火山灰の土壌が多いのですぐ肥料が下の方に行ってしまいます。そのため何回も肥料を入れなくてはならない。そのため硝酸態窒素の含有量が多くなってしまいます。有機堆肥を入れる場合でも同じようになってしまいます。作物は窒素が大好物ですので、他のものは吸い上げず、窒素ばかり吸い上げるのです。ですからカルシウム不足の野菜が多いと言われるのです。このことを北海道の上川農業試験場の方から「こんな野菜を食べていたら癌になる」と聞かされ、本当かどうか密かに取材しておりました。なんとその当時、農水省ではタブーの一つだったのです。畜産業界では牧草に牛の糞を撒いて、その牧草を牛が食べると腰を抜かすことから硝酸態窒素の含有量が多いと危険だということを知らない人はいないという話でした。

私は新聞記者を辞めてこの問題を提起するために日本農業のビックバーン、農業問題の提起と解決策をテーマにシンポジウムを東と西で開催しました。

ここで人間にとって硝酸態窒素の恐ろしさを紹介します。これは農学博士・渋谷政夫先生の話を引用させてもらったものです。

人への影響は食事により摂取された食べ物が口腔内の微生物の働きで硝酸が還元されて亜硝酸となり胃、小腸から体内に吸収され、血液中の酵素を運搬するヘモグロビンと結合してメトヘモグロビン症を起こすことが知られている。この症状は顔色が青くなり、ひどい場合は死亡する。幼児に発症が見られるのでブルーベビィ症といわれ、古くから知られている。FAO/WHO専門委員会の報告によれば、硝酸塩を含む水の使用によって乳幼児の中毒事例が多く起きている。

窒素肥料の投入が多くなりますと、作物は軟弱に生育し病害虫が増加し農薬の使用に頼るしかなくなる。病害虫の予防、駆除となるわけです。現在、化学肥料の多投、農薬、除草剤の三大要素によって農作物生産が行われています。その結果、農耕地土壌には小動物や微生物の減少あるいは生存しなくなり、また土壌有機物が少なく、地下水には硝酸態窒素が増加し、河川を汚染することになります。

2 日本人を元氣にするには、農薬や化学肥料、除草剤を使った農産物ではなく、自然農法で生産された丈夫で、安全な安心な農産物を食べることが必要不可欠であります。また、日本人の智慧である「発酵食品」。味噌、醤油、漬け物、納豆、酢、日本酒、みりん、甘酒など。これら発酵食品はおいしく、毎日食べても飽きがこない。「おいしいもの」とは、ミネラルバランスがよく、アミノ酸や核酸のバランス、酸の糖のバランスがよいものと言われています。この「おいしいもの」づくりは「土づくり」にあるわけです。

環境農業新聞のホームページはこちら

成瀬一夫氏プロフィールはこちら

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片野敏和「美味しくて安心な農産品作りを守り続ける」

JA函南東部組合長の片野敏和です。JA函南東部がある丹那地区は120年の酪農の歴史が脈々と息づく「酪農の里」。ちょうど静岡県の伊豆半島の付け根に位置しています。北に優美な富士山を望み、箱根や伊豆の山々を背にした標高250mの小さな盆地です。ここには18戸の酪農家と約1000頭の乳牛が暮らしています。自分達の作った乳製品は、自分達の手で消費者の皆様に届けたいという強い熱意で1948年にJAを設立しました。

それから60余年、地域の農業生産者の熱い思いは今も脈々と引き継がれています。2011年には、日本豊受自然農株式会社が、ここ函南の地で自然農を展開することになりました。私どもといたしましては、時代が変わっても、美味しくて安心な農産品づくりの信念を頑固に守り続けたいと考えており、日本豊受自然農株式会社の取組みに対しても、精一杯のご協力を行わせてもらう所存です。

JA函南東部のホームページはこちら

片野敏和氏プロフィールはこちら

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大下伸悦「高齢円熟社会の意味するもの、そして自然農」

私たちに使命とプライドがあるように、農地には農地のプライドと使命がある。「耕作放棄地をよみがえらせ、自然農を始めるひとを支援しよう」というのが私たちグリーンオーナー倶楽部メンバーの活動のひとつである。この国のオーナーは誰か?それは私たちひとりひとりである。それが私たちのプライドである。

幸いなことに「耕作放棄」によって農地は自然回帰している。

千葉県の大多喜町中野地区での話…。41年前の大水害で橋は流され、田んぼの地形まで変わってしまった。地元はあきらめて、38年間、地権者たちも足を踏み入れたことがないとのことであった。それはもう、ジャングルを切り開くようなものである。10名ほどのボランティアメンバーが手弁当で通い続け、大木を伐採して幅1メートル程の橋を架けた。資材費を含め経費ゼロである。貴重な木こり体験によってジャングルが見事な農地に甦った。「なにもそんなところを開墾しなくても、いまどきすぐに田植えができそうな休耕地がたくさんあるではないか」といわれそうだが、地元の方々の農業への意識を変えるには、想定外の活動の方がいい。なにより農地の呼び掛けに応じなければならない。

39年間放棄されていた農地は自然力で漲(みなぎ)っている。昨年41年ぶりの天然自然米を収穫した。そして、はざ掛け天日干しである。農地が喜んでいるさまを想像してみてほしい。オーナー渡辺ご夫妻の笑顔がまぶしかった。美人の奥様はGOPメンバーなのだが、50半ばの主に心を奪われてしまったようだ。さっそく跡取りもできた。ちょっぴり悔しく、すごくうれしい。自宅裏の農地も20年間放棄されてあった。が、そこも自然農の優良農地としてよみがえった。

種籾も無償で融通しあっている。農業は金がかからない。耕作放棄地の多いこの地域の方の、農地と農業に対する意識が劇的に変わりはじめたのは、渡辺さん自身が農地と向き合い始めたからに他ならない。

四国のGOP池田農園は、後継者が戻ってくるのを期待して「1町4反歩」のうち、1町歩の田んぼの耕作から始めた。草取りを一度もしていないので不思議がられた。自然農というよりほったらかし農といっていいかもしれない。地元で60年近く専業農家を続けている方に「自然農というものを初めて見た」、と驚かれた。近寄ることもなかった農業者が一気にシンパシーを寄せてきた。

モミにも土壌にも、水にも意識がある。その意識体を敬うことが何よりのパワーとなる。

京都のメンバーの田んぼは、1年に1回だけ田んぼに入る。収穫をするために入るのである。籾蒔きも苗植えもない、草取りもない。稲たちは自分の意志で芽を出し、実るのだ。この田んぼの持ち主は年に数回、田んぼの畔から親子で「感謝して手を合わす」のみであった。しかし、収穫量は隣の農家の田んぼと変わらないのである。まったくの天然奔放な野生米である。「愛感謝田んぼ」と名付けられた。もっとも昨年は天候不順で例年通りとはいかなかった。

他にも埼玉県の蓮田や、いろんなところで波紋が広がり続けている。資本主義農法とは、借金に追い立てられ、結果、やりたくないことまでやらされる隷属農法である。放棄地だの、休耕地だのと言うが、そういう農地ほど、既に自然に回帰しているのだ。

日本の現状は、資本を掛けない農業を可能にした。種は買わない。資材も毒薬もいらない。そして、農地を手放すことはない。もともと日本国のオーナーだから買うこともしない。農に掛けてきた先祖のプライドを傷つけてはならない。自然農者を応援し収穫がなくても自然農開始時の収入保障というかたちで応援しあう。事業とはしていない、等と言っていてもしょうもない。ひな型を示さねばならない。

実は本音では、食糧危機のセーフティネットを広げておくことを意図している。母子(父子)家庭の、少なくとも食についての安堵を支援しなければならない。今年の1月にはGOPとして福島の子供たちに30俵の自然農米プレゼントを実施した。更に15俵を用意している。玄米たちにも思いがある。我々グリーンオーナー倶楽部の仲間たちの思いは、「玄米や麦や芋たちの意識」とともにある。

日本人の特性は差し上げ上手と謙虚さである。思い出して、利他共生社会へと回帰させよう。

緑地面積67%の日本の自然環境は、世界でももっとも恵まれている。初夏には全国の田んぼが湖と化し、膨大な緑地と化す。自然に生きれば食で困ることはない。意識をチェンジしよう。

遺伝子組み換えの種と、農地の農毒薬被害について・・・。「種は、一晩で天然自然な先祖返りさせることができる」、農地も一晩で自然な土壌に回帰させることができる」。しかも安価でできる。そのことを知っておれば悲観から解放される。

今年は、古事記編纂1300年の記念年であり、来年は伊勢神宮、出雲大社の遷宮である。今年と来年で、人類を「利他共生に導く、謙虚に橋渡しをする」のだ。高齢イコール聖として認識してよい。おおいなる存在が、日本の高齢円熟社会を用意したのだといえる。あなたという聖にそういう使命が付託されている。利他共生の時代への道筋は、高齢者が担う。わたしたちには夢がある。寝込んでいる場合ではない。私たちはまぎれもなく日本国のオーナーなのである。

GOP・グリーンオーナー倶楽部のホームページはこちら

大下伸悦氏プロフィールはこちら

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工藤暢彦「ホメオパシーと自然農が『自然』の名の下に手を結ぶ」

富士山と駿河湾が一望できる標高約300mの山の上にあるホメオパシー自然農園(約2.2町歩=22000㎡)で、野菜やハーブの栽培をしています。農薬や化学肥料を使わなくても野菜は出来ます。土が出来てくれば虫による食害や病気になることも段々と少なく なってきます。特に重要な土づくりには植物発酵活性液やマザーチンクチャーを使っており、ホメオパシーは農業(植物)においてもまた有効だと言うことを日々の作業を通して感じています。

「土」と「水」と「空気」を汚しながら行われる現代の農業は不自然な農業です。農業とは元来「人の命と健康を守る」大元の食に携わる重要な生業のはずです。先ず農業者に求められる第一番目の資質とはその自覚だと思います。「再生産可能な農業」「持続可能な農業」という観点からも、農薬や化学肥料を多投する現代農業に未来はないでしょう。環境に負荷をかけない、いわゆる「有機農業」にこそ将来性があると考えられます。

全世界の食糧事情は明らかに減る方向に傾いています。さらに日本ではTPPなどにより、その傾向に拍車をかける動きしかありません。TPP参加により日本の食糧自給率は今の40%から15%になると言われています。また、食品表示内の「原産国表示」や添加物表示等日本の独自基準は「障壁」を理由に撤廃されると考えられ、このことにより「遺伝子組み換え農産物」の大量輸入は現実となり、チェックさえできない状況になると考えられます。

食の安全は誰が守るのでしょうか。健康は誰かが守ってくれるのでしょうか。医療・福祉・教育・金融そして原発。問題がある所には不健康で明朗でない不自然さがあります。そして現代農業も同じです。健康とホメオパシーと農業は「自然」と言うキーワードで結ばれています。ホメオパシーの原理と理念を農業に応用することは、より直接的に人の命と健康を守ることにつながっていると考えています。私はこの新しい自然農が日本を救う鍵だと思っています。是非多くの方に知っていただき、実践する仲間が増えていくことを願っています。

※5月頃からは「採れたて野菜」のネット販売も行いますので、ぜひ一度召し上がってみてください。「張り」と「香り」が違いますよ。

株式会社日本豊受自然農株式会社

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米丸輝久「幸福感は食から得られる」

北海道 洞爺湖畔にある農場で働いています。日々土や虫たちと戯れ、ハーブ、野菜を栽培しています。美しくも厳しくもある自然環境、その中でこそ得られる、美しい花、香り、たくましく育っていく植物たち。自分は、特別、食通をうならせるもの高級なものを作っているわけではありませんが、その花々や野菜から得られる幸福感はなにものにもかえがたいものがあります。

遺伝子組み換えかどうか表記されなければならなかったり、無添加であることを強調しなければ安心してもらえないというのはとても悲しいことであります。食べ物に困らなくなるということの先が食べ物を疑わなければならない、こんな未来はとても味気ないものであると思います。

自然農はけっして特別ではありませんが、自然から得られる農作物はプライスレスに近いものがあります。私たちの使命は、この農業従事者も農作物も環境もすべてが幸せになる自然農の理想型を実践し、世の中に示していくことだと思っています。多くの方にこの幸せを感じてほしい。そのような時代が訪れるまで日々農作業を地道に続けていきたいと思います。

株式会社日本豊受自然農株式会社

米丸輝久氏プロフィールはこちら

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菊田雄介「本来の自然の力を取り戻すホメオパシーの可能性」

今回のシンポジウムは由井代表をはじめとする私たちが願う「真の日本復興」を実現するための試みのひとつです。

昨年の東日本大震災は、自分にとってもそれまでの価値観や意識が大きく変わる出来事でした。私も日本ホメオパシー医学協会の災害支援特別部隊の一員として由井代表と共に被災地へ向かい、自然農の乾燥野菜や味噌など支援物資を届けたり、現地でホメオパシー相談会を行ったりする中で様々なことを気づかされました。

被災地での苦しい生活を余儀なくされた皆さんが制限された状況下で、本当に大切なものは何かを考え、不要なもの不自然なものは切り捨てられて行く中で、ホメオパシーが求められている、ということを実感することができました。

ホメオパシーは体だけでなく心も癒すことができる自然な療法です。多くの方が震災のショックやPTSDなどの心のケアとしてホメオパシーを活用し、「ホメオパシーのレメディーをとることで楽になれた」とおっしゃられていました。

真の日本復興の鍵を握るのは「自然であること」です。今、自然なものが求められています。それは食も環境も農業も医療も、私たちの生き方もそうだと言えます。人間や動物や植物、すべての生きとし生けるものに備わった本来の自然の力を取り戻すことができる、ホメオパシーの可能性を少しでも伝えることができたらと思います。

ホメオパシーについてはこちらをご覧ください。(ホメオパシーライフ.jp)

菊田雄介氏プロフィールはこちら

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東 昭史「地球からの贈り物・フラワーエッセンス」

人類は誕生以来、この地球という環境の中で生かされてきました。しかし、現代の人たちの一部は、そのことを忘れてしまったかのようです。昨今の環境問題は、人間が意識面と生活面で自然界から切り離されてしまっていることに由来するのではないでしょうか。人間はいま一度、自然界とのつながりを思い出し、取り戻さなければならないと思います。

そのための手段として、フラワーエッセンスには可能性があります。フラワーエッセンスは今から80年ほど前にイギリスで生まれた植物療法です。それは自然界の四大元素の下で産み出された地球からの贈り物であり、自然界との共感力を育み、人間に本来の在るべき姿を教えてくれるものです。

フラワーエッセンスには、この地球という環境を共に生き、育んできた、植物たちのメッセージが込められています。そのメッセージを通して、フラワーエッセンスは私たちが生きる環境と、その中における一人ひとりの在り方について考える機会を与えてくれます。環境に対する一人ひとりの意識を変える力がフラワーエッセンスにはあると私は考えます。

環境の荒廃と心の荒廃は無関係ではありません。荒廃した環境は植物によって回復させることができるように、荒廃した人間の心はフラワーエッセンスによって回復させることができます。孤独を感じるとき、不安をおぼえるとき、悲しみに打ちひしがれるとき、フラワーエッセンスを使ってみて下さい。この素晴らしい地球からの贈り物は、私たちの荒廃した心を癒し、慰め、励ましてくれるでしょう。そのとき、私たちの地球に対する思いも変わり、今よりも地球に感謝して、環境を思いやることができるようになるのではないでしょうか。

フラワーエッセンスについてはこちらをご覧ください。(ベイリーフラワーエッセンス)

東昭史氏プロフィールはこちら

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谷代貴弘氏

作物の根は土中の養分を吸収して育ちますが、根のほうも有機物を分泌しています。土中の微生物は、動物や植物の残骸の有機物を分解して養分として植物の根に供給しているのと同時に、植物の根から分泌されている栄養を求めて根に集まっていくのです。つまり、微生物と植物が互いに食料を与え合っているという、共生世界が土中で作られているのです。「共存」と「共生」とは似て非なるものであり、共生とは、何らかの関係で助け合うことを言います。自然界に存在するあらゆるものは、このように共生関係の上に存在しています。

昔は、日本中に多くの麻農家がありました。そして日本には、「麻」を庶民の生活の中に取り入れてきた文化がありました。人々は麻の衣を着用し、住居にも麻の茎を利用していました。さらに、麻は罪穢れを祓う聖なる植物として、神社、仏閣など神聖な場所で使われてきました。人と人との絆を深めるためにも麻は重要な役目を果たしていたのです。

かつては、麻の裏作で蕎麦(そば)が栽培されていました。麻は土壌を良くするので、おいしい蕎麦ができるのです。また、麻にとっても蕎麦を植えた後の畑では良い麻が育つという相乗効果があります。麻の実は、ミネラルを豊富に含んだ美味しい食品でもあります。

日本人は、庶民の生活と精神文化に良い影響をもたらしてきたこの植物を、共生社会の象徴として、尊敬の意味を込めて「大いなる麻」、すなわち「大麻」と呼んできたのです。

近年の研究では、大麻は衣・食・住の分野のほか、バイオプラスチックやバイオエネルギーの原料として、また医薬品の原料としての活用が期待されています。科学的な研究報告で、タバコやアルコールと比較して、大麻が危険というデータはありません。

大麻は、世界中ほとんどの地域で栽培することができ、自給自足型・環境保全型の社会形成にとって極めて有用な植物なのですが、第二次大戦後のアメリカによる対日占領政策で大麻取締法が制定され、栽培が一方的に規制されました。占領政策の目的は、日本古来の文化を否定し、アメリカに従属する石油依存社会を作ることにあったと思われます。

3.11以降、自然資源開発の重要性や、人と人との「絆」の大切さが見直されてきた今、麻農家の復活が望まれます。大麻は日本に新しい産業を生み出す可能性があります。被災地の復興と日本の発展のために、日本は農業を振興し、大麻を大いに栽培すべきです。

谷代貴弘(やしろ・たかひろ)氏 

中山弥栄塾 事務局長、大麻草検証委員会 幹事。
これからの新しい社会のあり方を考えていく上で、麻(ヘンプ)という植物が欠かせない資源になることを世の中に啓蒙することを目的にWebマガジン-麻でロハス生活「アサノハ」 asanoha- を企画し、総合プロデュースを行う。 

◆「大麻草検証委員会」ホームページはこちら→
◆「アサノハ」ホームページはこちら→

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志村弘雄氏

祝 農業(Agriculture)と環境(Environment)とがアタマで結びつく「AE時代」のさきがけとなる今日の意義あるシンポジ ウムに感銘ひとしお。「五穀」を国を護る「護国」にする。その裾野の広がりにも期待申し上げます。
<おめでとうございます>

志村弘雄氏

環境農業新聞社 相談役

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佐倉直海氏

「祈りをこめた、一年後の3月11日を超えて」

東京 日比谷公園で追悼の催し
「ピースオンアース」 3月11日14時46分<NHKニュース>

震災の発生から1年の11日、東京の日比谷公園では音楽家の坂本龍一さんや市民団体が参加する追悼の催しが開かれ、集まった若者などおよそ4万5000人が震災の発生時刻に黙とうして、亡くなった人たちを追悼しました。

主催者の南兵衛こと、鈴木幸一さんは1年後を期して昨年から日比谷公園を押さえ、震災直後から福島と東京を往復し、人が出会い、対話し、結びあい、支えあう流れを一歩づつ丁寧に積み重ねてきました。アースデイ東京つながりの、2000年来の縁。

私の福島のわかもの達や南相馬との関わりも、最初は南兵衛さんが結んでくれたご縁。「つながろう南相馬」の高橋美加子さんとの出会いは、洗練された遺品のディスプレイ。語らずあふれる愛のモニュメント。日本文化は静かないのちの賛歌、神々の「愛」。

昨年3月、福島原発で事故がおきるまで知らないままに、東京で使用する電気のためにかくも大きな哀しみとご負担のリスクを福島の方々に強いていたことに、愕然としました。

一年後の今、改めてその責任を噛みしめています。

この一年、自分に何ができただろうか? 来年の3.11を、どんな風に迎えられるだろうか?

2011年4月、アースデイ東京から発足した「自然エネルギー・東日本復興ネットワーク」の最初に乗り超えるべき課題は、「放射能に汚染された大地の浄化」でした。

昨年4月から始まった「複合醗酵法」による土壌微生物の活性化と酵素の働きによる大地の浄化実証は、いのちを生みだす大地の「蘇生・回帰の科学」として、いのちの円環を取り戻すことのできる古くて新しい技法を極め洗練させた、繊細かつ力強いいのちの農学技術。

緊急版!微生物が放射能を消した!!~日本復活の革命は福島から~』高嶋康豪 著

この技術の良いところは、福島の方々が技術を身につけて自分達の大地を浄化し、安心・安全な食べ物をもう一度、自分達の土地で生み出せるという希望をつないでくれるところ。

さらに「身土不二」の理が、健康と希望をもたらしてくれるはずです。

あくる年の豊穣を祈願して、農地復活の「事業計画書」は11月新嘗祭の日を期しました。

はからずも、同月末に由井寅子先生にご案内いただいた、静岡県函南の「日本豊受自然農」農場も、のびやかにカブトムシの幼虫とともにいのちを育む醗酵堆肥を活かした有機農法。

実証実験により、その効果は各地であきらかになってきていますが、農薬や化学肥料に汚染されてしまった大地復活の突破口は、日本古来の「醗酵技術」にあり!

それが今年は、広く各地で立証されてゆく年になるのは間違いないでしょう。

「日本の自然型農業復興を共におこないたい」との寅子先生の願いをこめ古今東西の智恵をあつめる、「日本の農業と環境シンポジウム」は、春分の日に。

「民草」の安寧を日本の神々に祈るスメラの道。大地の豊穣をつかさどる豊受大神の御名をいただいた寅子先生の大地との奮えあうような営みが、富士の此花咲耶姫のもとで行われ、京のシンポジウムが、素晴らしい「春の交歓の日」となりますことを心からお祝い申し上げます。

佐倉直海氏

自然エネルギー・東日本復興ネットワーク代表
ワールドフォーラム幹事長

ワールドフォーラムでは、この3月「未来の子どもたちに安心して残せる国づくり」の観点から原発を支えてきた「お金」の流れを変え、エネルギーを速やかにシフトしてゆくための実践・未来塾です。先陣の智恵と勇気に、「活路発見!」のWF未来塾。希望を見出す日本復興講演会を行います。是非こちらもご参加ください。

◆3月16日(金)18:50〜 
 日本復興講演会 第3回
 いのちにやさしいエネルギーが日本を救う!
 会場:月島社会教育会館ホール
 詳しくはこちら→

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池田整治氏

由井寅子先生、日本の農業と環境シンポジウムの大盛会、伊勢の地からお祝い申し上げます。

夜明け前が一番暗いといわれます。闇につつまれた日本で、一人一人の健康と、この国の有り様を照らす第一歩の灯りには、闇の既得権益者から厳しい嵐が吹き付けます。

でも、どんな闇も小さな灯りで消えて行きます。

歴史的変革期の今、農業とホメオパシーは、この国を明るい未来に導く大きな一つの柱です。

どうぞ、ますますのご活躍を、伊勢の五十鈴川で全身禊ぎをして、天照大御神そして豊受大御神に祈ります。

池田整治氏

元陸上自衛隊小平学校人事教育部長で陸将補(2010年 12月に退官)。防衛大学校国際関係論卒業。空手道8段、 全日空実業団空手道連盟理事長。2009年12月の自衛官 在任中に著書『マインドコントロール』(ビジネス社)、 『原発と陰謀』(講談社)『心の旅路』(新日本文芸 協会)他多数出版。

◆3/31(土)由井代表とのジョイント講演を愛媛で行います。
 詳細はこちら→

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ジョージ・ディミトリアディス氏

寅子さま

自然で有機の農業と農作物において、貴女がする事、してきた事は、極めて優れた事で、全てに対する偉大なお手本です。

貴女の育てた食物を食べさせて頂き、全てのバラエティー、質の良さ、特にあの素晴らしい味において、貴女の想像力と、貴女の創り上げた技術に驚嘆しました。

唯一残念なのは、世界で由井寅子氏が一人しかいない事で、有機と食物と農業へ全体的アプローチへの同じ工程を行っているそれぞれの国にも貴女が必 要です。貴女のクローンを何とかする迄、残念ですが、日本のみがこの作業の世界的リーダーでいて頂かねばなりません。

貴女のビジョン、人々の生存と繁栄を確実にする為の貴女の決意に対し、感謝します。
貴女と知り合いである事は私の名誉です。

心より敬意を表します

Drジョージ・ディミトリアディス
オーストラリア シドニー

【オリジナル】

Dear Torako,

What you do, and have done, in natural and organic farming and produce is outstanding, and serves as a great example for all.

I have tried your foods and have marvelled at the imagination and skill with which you have created them, in all their variety, goodness, and especially in their wonderful tastes.

The one regret is that there are no more Torako Yui's in the world, one in each country, who are each making the same progress towards an organic and whole approach to food and farming. Until we can organise a CLONE, I regret that Japan alone must stand as the world leader in this work.

Thank you Torako, for both your vision as well your determination to ensure the survival and prosperity of people. It is my privilege to know you.

Warmest regards,

Dr. George Dimitriadis
Sydney
Australia

ジョージ・ディミトリアディス氏

ホメオパス Australia / オーストラリア在住
オーストラリアのハーネマン・インスティチュート・シドニーの創設者/校長。ボーニングハウゼンのレパートリーTBRの編集を手がけるボーニングハウゼンメソッドの第一人者。

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ルディー・バースパー氏

由井寅子さま

日本の農業の健康を取り戻し、そして、日本の人々の健康を向上する為の貴女のご尽力は称賛されるべきです。現代の農業(Agri-culture)は、本当に、単なる農業関連ビジネス(Agri-business)で、文化( - culture)に何も関係していません。文化という言葉は、精神、身体、魂の健康を促進するという意味を持ちます。

私達は、土壌を枯渇させていますので、人間の免疫系で主要部分である内面の土壌、胃腸を枯渇させています。自然の生命力、そしてより素晴らしい生命、人々の健康を促進する為のご活動に感謝致します。

敬具
ルディー

【オリジナル】

"You are to be commended on your efforts to restore health to Japanese agriculture, and also then to improve the health of the Japanese people. So much of modern agriculture is really just agri-business and has little to do with culture, which is a word that means promoting of health of mind, body and soul. As we deplete our soils, so we deplete the inner soil, the gut, which is also the major portion of the human immune system. Thank you for working to promote the living forces of nature and the greater life and health of people."

Thank you.

Kind wishes,

Rudi

ルディー・バースパー氏

ホメオパス Nederland / オランダ出身(カナダ在住)
ハーネマンの医療体系を20年以上学び、複雑な慢性のケースに関する豊富な臨床経験を身につける。ホメオパシー治療に生じていたさまざまな問題・課題を検証し、体系的でダイナミックな治療法「ダイナミック・レガシー」を生みだした。

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