2013年3月 3日
講演者プロフィールを掲載致しました。
現在講演が決定しております先生方のプロフィールを掲載致しました。こちらからご確認ください。
由井寅子代表が学長を務めるカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシーにて、第2回日本の農業と環境シンポジウムプレイベント、野口勲先生講演「タネが危ない」 野口勲先生&とらこ先生対談「自家農と種の大事な話」 映画「よみがえりのレシピ」上映会が開催され、多数の方にご参加いただきました。
野口先生は、日本で数少ない伝統的な固定種・在来種を扱う種苗店を営んでおられ、『タネが危ない』の著者でもあります。本日の講演では、野口先生の実体験と貴重な資料をもとに、植物の仕組みや、野菜のタネの知られざる問題について詳しく解説して頂きました。参加者は初めて知る事実の多くに真剣に耳を傾け、未来を考えると「タネ」はとても大事であると切実に感じられた事と思います。
講演後は、由井寅子代表との対談が行われました。「自家農と種の大事な話」をテーマに、私たちが今後どのように対処していけばよいのか、具体的な事例を挙げながらわかりやすく解説して頂きました。
現在、私たちが食べている野菜の約90%のタネがF1種の種(一代限りの雑種)となっています。遺伝子組み換え種子が巨大グローバル企業によって開発商品化・流通され、固定種・原種・在来種が絶滅寸前の状況となっております。
自然農を実践するには、農法だけでは不十分であることが明らかになりました。第2回日本の農業と環境シンポジウムでは、種の問題にも言及してまいります。ぜひご参加いただき、自然農のあり方について考える機会にしていただければと思います。