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https://stream.homoeopathy.ac/live/live20230603cartr456Ub6SPM/index3.php
プロフィール
信州大学農学部 元特任教授
(公社)東京生薬協会 薬用植物国内栽培指導員・元理事
(一社)長野県薬剤師会 医薬品試験委員会委員長・元専務理事
(公財) 名古屋市民休暇村管理公社 理事
(一財)蓼科笹類植物園 理事
長野県製薬株式会社 元取締役製造部長
㈱黒姫和漢薬研究所 学術顧問
NPO法人自然科学研究所 理事長
昭和52年 東京薬科大学卒業。
同年長野県製薬㈱入社し品質管理・製造管理部門などを担当してきた。
取締役製造部長などを経て平成15年退職した。
その後、(一社)長野県薬剤師会専務理事、(公社)東京生薬協会理事、(公財) 名古屋市民休暇村管理公社理事などを歴任し、平成27年に国立大学法人信州大学の特任教授に就任。
長野県薬草指導員、長野県薬草生産振興副組合長、信濃生薬研究会員、日本生薬学会員、日本薬史学会員、東京生薬協会薬用植物国内栽培事業委員会委員長。
著書に、花かおる御嶽山(ほおずき書籍)、木曽の昭和史(郷土出版社 共著)、日本薬史学辞典(薬事日報社 共著)などがある。
法人 自然科学研究所
【講演タイトル】「医食同源 ~野と山は薬と食べ物の宝庫 かてものを食べよう~」
かてもの(糅物)とは、主食である穀物とともに炊き合わせを行う食物。転じて、飢饉などで食糧不足に陥った際の救荒食物を指します。
広く知られるようになったのは、享和2年(1802年)に米沢藩が飢饉に備える備荒事業の一つとして発行した救荒食品の手引書の名称からです。
工場で栽培される野菜類、農薬まみれの野菜類・コメ類、季節感が全くなく流通する野菜類、このような食品類に私は強い違和感を覚えていました。これらの食習慣はヒトの健康状態に必ずしや悪影響を与えるに違いない。ただ、そのエビデンスを私は持っていません。
確信をもって主張したいのは歴史的な食習慣です。野と山には健康に導く薬と食べ物の宝庫です。伝承されてきた古人の知恵が失われようとしているなか、私たちは今、何をすべきか真摯に考えなければなりません。
【開催報告】「医食同源 ~野と山は薬と食べ物の宝庫 かてものを食べよう~」⇒