豊受自然農で食品加工部のチーフとして、そして「畑のシェフ」として活躍されている横田 美沙さんより「”豊受式”保存食で作物をまるごと生かし食料危機に備えよう!」というタイトルで、豊受自然農での日々の活動やその意義を紹介していただきました。
自分では動くことができない植物ですが、天候に合わせ、環境に合わせ、柔軟にしなやかに生きていくパワーを持っています。
その植物の持つ”意思”に気付いた時、食品加工の持つ意味合いや意義を強く感じられたということです。
少しでも大きく育ち、自らを”与える”という役割を全うしようとする植物の意思を知り、そんな植物たちの全てを無駄なく利用することが、食品加工を受け持つものの使命だと感じられたということです。
食糧危機に備えるためにも冷凍技術や食材の管理・保存の技術を駆使し、安定して美味しい保存食を提供していくため様々な努力や工夫が施されています。
今回、新商品として発表されたポタージュスープなども、そら豆の薄皮と身を分けて加工するなどひと手間加え、栄養や美味しさに加え、美しさも追求した健康スープが出来上がりました。
「私たちは命あるものを頂くことでしか命はつなげない。だからこそ自然の意思をつないでいく責任をもっている。」という横田シェフの決意のこもった言葉に、豊受自然農の力強く発展していく未来を感じました。
大変貴重な発表をありがとうございました。
講演のアーカイブ動画は以下リンクをクリックするとご覧いただけます。(「午後の部」のボタンを押して、0時間37分30秒ぐらいから) https://stream.homoeopathy.ac/live/live20230603cartr456Ub6SPM/index3.php