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2018年5月26日

第7回日本の農業と食のシンポジウム開催報告と御礼

2018年5月吉日

「種子が大事 -日本の食の安全と、農林業の未来への提言 Public seed 種は皆のもの-」
第7回日本の農業と食のシンポジウム開催報告と御礼

5月13日の京都リサーチパーク サイエンスホールでの第7回 日本の農業と食のシンポジウムには激しい雨の中、200名を超える皆様にお集まり頂き、誠にありがとうございました。ご参加、ご協力いただきました皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

このシンポジウムは、東日本大震災の被災地支援を機に、食の安全と自然型農業からの日本復興を目的とし、毎春開催してきたもので、今年で7年目となります。

特に今回は、国会でのTPP審議入り、この4月から主要農産物種子法廃止、野菜の自家採種すら規制されかねない省令による種苗法改正など様々懸念される状況の中での開催となり、今年は「種子が大事」「日本の食の安全と、農林業の未来への提言 Public Seed 種子はみんなのもの」を副題に、社会的にも大変重要な内容を世の中に問題提起する大会となりました。

当日は、日本の種子(たね)を守る会顧問で元農林水産大臣も務めた弁護士の山田正彦さん、『遺伝子組み換えルーレット』日本語版制作の発起人でもあり、世界の食の問題の研究家でもある印鑰智哉さん、日本消費者連盟での食の安全の問題を長年担当されてきた「食政策センター ビジョン21」を主宰する安田節子さん、古来から様々な難局を乗り越えてきた日本の知恵を現代に浮き上がらせる国史研究家の小名木善行さん、自然な種子を守る活動について日本豊受自然農がさらに大きく関わるご縁をいただいた女優の杉田かおるさん達をお招きしました。また、パネルディスカッションでは食料安全保障や種子法についても論文を上げ発信している弁護士の南出喜久治さんなど素晴らしい先生方にご登壇いただきました。

日本豊受自然農のスタッフ達もリレーで各栽培担当が、米、麦、大豆などの穀類や野菜、ハーブなどを自家採取の種で自然型農業を実践し、それらの作物を食品加工・化粧品製造・レストランなど六次産業化で取り組んでいる事例を発表しました。また私の自然療法のクライアントが自分を愛せるようになり、とても美しく輝くような女性に変身し、人生を喜びを持って生きられるようになったケースを発表してくれました。私は、農業家であり自然療法家の立場から、食を正さねば健康を維持できないことを中心に発表し、農業と食の安全を実践するために何をすべきかを提案させていただきました。人が幸せで健康に生きるために真剣に問題提起をしてくれた発表者の皆様のお陰で、種子(たね)や土壌の問題から、自然な農業、食の安全から健康、さらにTPPに入ることの問題点まで、多くの人が幸せで健康に生きるために何をすべきかに気づきました。そしてどうすれば解決できるのかを知って頂いたのではないかと思います。何が問題なのかを知ることで、初めて対策もできるのです。(※詳細は開催レポート、参加者アンケートをご覧ください。)

私たちは、自然農の農家であり、体を害さず環境を汚さない食品や化粧品、洗剤などの生活用品などを作り、食やハーブ、薬草を使った自然産品を提供しています。種子の自家採種の問題は、自然型の農業を行う農家にとっては生命線となる大事なテーマです。また、参加された方が未来に希望を持って生きていけるように、豊受自然農が実践している種から加工までの一連の流れをDVDで見て頂きました。自然農を行う人々のお手本になれるように、これでも更に精進しています。

人事を尽くして天命を待つ覚悟で、日々やるべきことに地道に精一杯、取り組んでいきます。今後とも、ご理解、ご協力をお願い致したく宜しくお願い申し上げます。

第7回日本の農業と食のシンポジウム
大会長 由井寅子

▼当日の様子や参加者の声。

▼人気ブロガーで当日講演された、ねずさんこと小名木善行さんに以下レポート頂いています。
▼環境農業新聞が、「第7回日本の農業と食のシンポジウム」の特集記事を掲載

2018年5月 8日

フラワーエッセンス研究家の東昭史氏の登壇が決定!!プログラム最新版を公開しました。

フラワーエッセンス研究家の東昭史氏のシンポジウム登壇が決定しました!!

東昭史氏登壇にあわせて、シンポジウム当日(5/13(日))のプログラム最新版を公開しました。
※タイムスケジュール、プログラム内容、講演者等は変更になる場合がございます。
また発表者等の最新情報は、随時更新して参ります。予めご了承ください。

2018年4月13日

杉田 かおる氏の登壇が決定!!プログラム最新版を公開しました。

杉田かおる氏のシンポジウム登壇が決定しました!!

杉田かおる氏登壇にあわせて、シンポジウム当日(5/13(日))のプログラム最新版を公開しました。
※タイムスケジュール、プログラム内容、講演者等は変更になる場合がございます。
また発表者等の最新情報は、随時更新して参ります。予めご了承ください。

2018年3月 1日

由井寅子大会長より、シンポジウム開催に向けたメッセージを頂きました

第7回日本の農業と食のシンポジウム開催に寄せて
――人が生きるために何が必要か――

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人が生きるために必要なものは、衣食住です。その衣食住が不安定だと心が不安定になります。死に怯えながら生きるのは苦しいですね。ですから人が幸せに生きるためには、安定した衣食住が不可欠です。外敵や環境の厳しさから守ってくれる安定した「衣」「住」と、飢えから守ってくれる安定した「食」があってはじめて安心して快適な暮らしができます。
しかし、その「住」=「家庭」に暖かさや安らぎがなかったらどうでしょう。やはり心が不安定になり、苦しいですね。ですから、人が幸せに生きるためには、暖かい家庭、安らげる家庭が不可欠です。家庭の暖かさは「食」に現れます。毎日作るものだからです。家庭の暖かさ、安らぎを生み出す中心は女性です。女性が作った愛ある食事を通して暖かさと安らぎと応援を受け取り、体と心と魂が養われ、生きていくことができます。食は物質的なものを食べているだけではなく、作り手の心(感謝)と魂(愛)を食べているのだということです。感謝と愛は、母性から生まれるものです。母性は魂の清らかさと利他心から生まれます。ですから男性も母性があるのですね。このように食はとても大事ですが、その食を生み出す大元の野菜や穀物が暖かさと安らぎのない大地と種から生じるならば、体にとって栄養のないものとなってしまいます。

大地は母、種は父、人や生き物にとって最も大切な食べ物は、けがれなき大地と種から生じたものであるべきです。それゆえ、私たちは種をとり、農薬や化学肥料を使わず、土に落ち葉たい肥を漉き込むのです。自家採種に感謝しクヌギの葉に感謝し、土に感謝し、野菜と土に愛を注ぎ、毎日同じことをコツコツと繰り返し、百姓を行っています。私たちは心して大地や種を自然型で守り、それらが私たちに提供してくれるものを感謝して受け取って行きます。

毎春の「日本の農業と食のシンポジウム」は今年で7回目を迎えました。
今回は、日本の種子(たね)を守る会顧問の山田正彦元農相、世界の食と農の問題をフリーの立場で研究する印鑰智哉さん、古来から様々な難局を乗り越えてきた日本の知恵を現代に浮き上がらせる国史研究家の小名木善行さん、日本における食の安全についての消費者運動を立ち上げてこられた「食政策センター ビジョン21」主宰人の安田節子さんなど、この分野で様々な実践と解決策をお持ちの皆さまにも参加いただきます。これまで日本豊受自然農や自然療法の実践の中からつちかった解決策を私も提案したいと思います。そして、これらの問題に関心を持っている皆様と一緒にシンポジウム当日は衆知を集めて、どのような解決策があり実現していけるのかを考えていきたいと思います。日本の自然な食と自然な農業、自然な心を取り戻し推進するためにどのようなことが行われるべきかを提案したいと思います。人々が安心して生きられるように心から願って、5月12日(土)、13日(日)は是非京都にお集まりください。

第7回日本の農業と食のシンポジウム 大会長
日本豊受自然農株式会社 代表
由井寅子 

2018年2月21日

特設サイトをオープンしました。

第7回日本の農業と食のシンポジウム特設サイトがオープン致しました。

講演者情報、プログラムなど、詳細が決まり次第、順次掲載してまいります。