3月20日 午後

川田薫
「超微量の世界-ミネラルと水を中心に-」

昼食休憩後は、川田研究所代表取締役 川田薫先生より、水とミネラルの不思議な性質を農業に応用した研究の発表がされました。
現代農法による連作で、多くの農地がミネラル不足に陥っている現状を鑑み、川田先生は、土壌に不足しているミネラルを補うことで、この問題を解決しようとしています。
電子顕微鏡で超純水を見ると、隙間だらけの構造になっており、様々なものを溶かし込むことができ、水に溶け込むミネラルの種類や組み合わせによって、その水の性質が変わるということです。この性質を利用して、土壌の菌を制御したり、植物の生長を促進したり、様々な用途のミネラル液を作り出すことができ、この「ミネラル液」を川田研究所で開発しています。ミネラル液を土地にまくと、土壌の微生物が活性化。ミネラル液を使った作物は、温度変化や病虫害に強く、美味しくなるということで、多くの生産者に愛用されているようです。
川田先生は「腐らない作物を作ることが大切であり、TPPで外国の野菜がたくさん入ってきても、私たちがきちんとした野菜を作っていれば大丈夫です」と提言されていました。川田先生からは、水の不思議さとミネラルの大切さを教えていただきました。

高橋正好
「ナノバブル極微小の世界~小さな気泡の不思議~」(農への応用)

続いての発表は、工学博士 高橋正好先生です。高橋先生は、マイクロバブル、ナノバブルと呼ばれる超微細な気泡を研究され、多くのメディアにも取り上げられています。 「ナノバブル極微小の世界」をテーマに、水の中でできる、極微小の泡(あわ)ついてのとても不思議で、希望と可能性を感じさせる、とても素晴しい講演となりました。このマイクロバブルやナノバブルを使った農業に可能性を垣間見ました。化学肥料や農薬を使わずに、その水をまいていると、カブトエビがかえってきて、自然農でも収量が確保できたり、イチゴの苗が生き返って収量があがったりという話など、このような安全な技術がもっとひろがればよいと思います。またナノバブルが硝酸態窒素などの有害物質や、様々な毒物を分解することができることは大きな可能性があります。今回の発表でナノバブルの技術が、ホメオパシーと同じ分野のテクノロジーであることもわかりました。この分野の研究に、科学が追い付いていけば、農業も、また、ホメオパシーも未来は明るいと思いました。

由井寅子
「日本の食の安全と健康を守るために、自家採種の自然な種の農業が大事」

午後の最後の発表者は、お待ちかねの由井寅子大会長。かわいらしい農作業のコスチュームで登場し、会場をあっと驚かせました。 ホメオパシーには、バイタルフォースと呼ばれる概念があります。バイタルフォースは、自己治癒力であり、生命力であり、「気」と呼ばれるエネルギーです。ホメオパシー自然農法では、植物のバイタルフォースを高め、腐敗を防ぐことができます。 F1品種、遺伝子組み換え、TPPなど、現在の日本の食を取り巻く様々な問題。自家採種の必要性やホメオパシーの重要性について、熱く語られました。 次に、ホメオパシーが健康の維持や症状の改善の役に立っているたくさんの事例が紹介されました。 現在、ホメオパシーのレメディーのホームキットは、世界各国でセルフケアに愛用されています。また、東日本大震災を契機に、災害用ホームキットも発売され、特に、PTSDや放射能の問題などにも役だっています。 会長のZENメソッドによって、難病を大きく改善したケースも紹介され参加者は真剣に見つめ、ホメオパシーの可能性が心に響いた様子がうかがえました。

坂本幸資先生より(元氣農業開発機構副理事長)コメント

パネルディスカッションに先立ち、来賓の方にお話しいただきました。日本豊受自然農の函南農場を見学されたという坂本先生。農業に応用されているホメオパシーの力に、驚かれたとのこと。 坂本先生は、現在、福島の原発近くの土地に、水力・風力・波力エネルギーや農業の研究機関を置くというグリーンエネルギー産出プロジェクトに取り組まれているとの紹介がありました。

パネルディスカッション

本日の講演者及び明日の講演者の方々から、日本の食と種、及び本日のシンポジウムに関するコメントをいただきました。

本日のパネルディスカッション参加者
・由井寅子大会長(農業生産法人 日本豊受自然農株式会社 代表・農民)
・川田薫先生(川田研究所代表 理学博士)
・大下伸悦先生(グリーン・オーナー倶楽部(GOP)主宰)
・石井吉彦先生(ナチュラルシードネットワーク 代表)
・加瀬澤信彦先生(日本未病システム学会 臨床検査部会 会長)
・坂本幸資先生(元氣農業開発機構副理事長)

■石井先生
17600品種の種を科学者に渡されたことがあるが、それを維持するために年間3億円もの費用が掛かるのでできなかった。一人一人が自家採種をして。ジーンバンクになってほしい。
今の野菜は甘くしないと売れない。そして、味があってはいけない。料理人のドレッシングの味を邪魔してはいけない。だから、味を消す品種改良をしている。果物も味をなくすために、若いうちに、甘味料を添加している。「ステビア農法」と言う。甘いからといって、体に良いわけではない。先日、食べた野菜は、米ぬかの味がした。私は、野菜を食べると堆肥がわかる。ホメオパシーで作った野菜は、野菜の味がずっと口の中に残る。シードマイスターになるためのセミナーを定期的に開いているので、興味がある方は来てほしい。

■坂本先生
遺伝子工学で種を変えるのは、神への冒涜。子種が減らない社会にしたい。
私は飲食チェーン店の仕事をしていたことがあった。その頃、中国の農産物がかなり入ってきた。その後、国内の野菜も盛り返したが、原発事故以後、中国のカット野菜が再び大量に入ってきている。外食では、生産地表示がされないからだ。由井先生が、農業を通して、様々な贈り物をしてくれると期待している。

■加瀬澤先生
石井先生が、農法だけではなく、種が問題だということを教えてくれた。多くの大人は、ほとんど病気の手前の未病状態。これには、食に問題があると思っている。悪いものを食べれば、病気になると、昔から言われてきた。この問題を解決するには、ホメオパシーをはじめとした様々な療法が必要だと思うが、何より大切なのは、人の心。福島の原発の、一番大きな問題は、福島の人たちを引き裂いたことだと思う。逃げた人、残った人、それぞれがお互いを許していなかったり、罪悪感を抱いていたりする。私自身も、自家採種で野菜を育てている。F1の野菜は、とても弱い。食原病も含めて、今日はとても勉強になった。

■大下先生
今年から、若者のために、種を買わない、農薬を使わない農業を勧めている。無気力と言われている若者だが、こうした若者を作ったのは私たちの世代。私たちが若者を変える義務がある。
私たちの所に、癌患者が話を聞きにたくさんやってくる。一人一人が家庭菜園で作物を作り、物々交換するシステムを、現在作っている。
本来は、動物と作物を分け合うべきなのに、人間が一人占めしたいから、農薬や肥料を使った。今の野菜は、見た目だけで、動物は食べようとしない。もっと、野菜を見極める感性をよみがえらせることが必要。ホメオパシーは、一つの実例。人によって、合うレメディーが違う。もっと、いろいろ解析してほしい。
知識には限界があるが知恵には限界がない。いろいろな者たちが悪あがきで、種を自分たちのものにしようとしているだけ。知恵によって、それを包みこめば、うまくいく。私たちは、ネガティブの側ではなく、愛の側で活動しよう。

■川田先生
前に並んでいる豊受自然農の作物で一番驚いたのは、このネギ。こういうネギは、真冬にはプロでも作れない。すごいと思った。超微量の世界は、科学では証明されていないが、このネギが証明している。ホメオパシーはスゴい、豊受自然農はスゴいと思った。この野菜は、病気の人がよくなると見た瞬間わかった。私たちが、このホメオパシーをサポートするために、研究でデータを出していきたい。私たちの科学では1兆分の1が限界。ホメオパシーは、それを超えている。私たちの生体は、超微量の世界でコントロールされていることがわかると思う。
大下先生は、「若い人を中心に」と言ったが、私たちは定年を迎えた人を対象にしている。大還暦(120歳)を目指す活動をしている。定年後目的もなく家にいるので、だんだん元気がなくなってしまう。今まで培ってきたものを全力投球で、できなかったことを私たちと一緒に目指そうと言っている。家庭農園、プランターからはじめようと、全国組織にしようとしている。

■由井大会長
私は、難病・奇病の子供の患者をよく見る。DNAが傷ついている場合が多いので、レメディーだけでは、なかなか難しい。そして、毎日ちゃんと食べないと、治るのは難しい。こうした子供たちは、普段、ご飯をあまり食べない子が多いが、自然農で作られた野菜は、ちゃんと食べられることがわかった。彼らは敏感だから、よくわかっている。5年やってもなかなかアトピーが治らなかった子は、両親が農薬を浴びていたことがわかった。そこで、農薬のレメディーをとってもらったところ、だんだん良くなっていった。食べ物が大事だと思った。そして、種も大事だということがわかった。
レメディーを使った野菜を食べるのは、そのレメディーをとったのと同じ事になる。南米などではホメオパシーを使った農業を行っている。シュタイナーのダイナミック農法は、ホメオパシーの原理を使っている。できれば、その元祖であるホメオパシー自然農にも興味を持ってほしいと思う。しかし、大昔から、希釈震盪して土にまくという方法は、私の母にも教わっていたので、このような方法は、大昔からあったのではないかと思う。
思うのは、そんなに物質は必要じゃないということ。希釈振盪すればまかなえるのではないか。これはエコロジーだ。沢庵(タクアン)を希釈振盪したレメディーを作ってとれば、そんなに食べなくてもすむかもしれない。一番大事なのは、動物・植物があるべき姿に戻ること。年をとると、知識が知恵に変わる。知恵のある先輩たちに教えてもらうことがとてもいい。おばあちゃんは野菜に耳を澄ませていた。「野菜が語りかけてくるから」という。バイバイすると、ほんとに野菜が揺れる。ヘチマ水もおばあちゃんに教えてもらった。私たちは、知識を智恵にしていくために、これからも学び続けなければならない。

閉会の挨拶

最後に由井大会長より、締めの挨拶を頂きました。本日の来賓講演者や、発表した豊受スタッフに感謝の気持ちを伝えるとともに、「わたしたちは植物から学ばなければならない。植物は、嫉妬や余計な感情なく、愛情をかけた分だけすくすくと大きく育つ。しかし、人間はそのようにならない。愛情を頂いたら、植物のように素直に育たなければならない。素直な植物を食べていれば、人間の心も素直になっていくだろう。」という言葉で大会1日目は締めくくられました。

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主催:農業生産法人 日本豊受自然農株式会社

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