安田 節子(やすだ せつこ)

「食政策センター ビジョン21」主宰人
NPO法人「日本有機農業研究会」理事

1990年~2000年
日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。
1996年~2000年
市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。
2000年11月
「食政策センター ビジョン21」設立
2000年12月
情報誌「いのちの講座」創刊号を発刊
2002年~2004年9月
環境政党「みどりの会議」副代表委員。
2009年~2013年3月
埼玉大学非常勤講師。
現在
「食政策センター ビジョン21」主宰人。NPO法人「日本有機農業研究会」理事

『日本で認められている農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品は安全ですか』

日本の食品衛生は世界に誇る水準にあると思っていませんか。それは過去のことです。いまでは規制が緩められ続けた結果、世界中の粗悪な食品が日本市場に集まってきています。政府は食品の安全規制の緩和を推進しまくっています。食品安全規制が貿易の障害にならないようにするためです。

米国はTPPの日米二国間合意で食品の安全規制緩和を要求。政府は残留基準を緩和し、狂牛病規制の撤廃で米国産牛肉の輸入促進を図り、たくさんの食品添加物を容認する米国と同じにするために添加物数を増やしています。そして日本は世界一遺伝子組み換えを輸入しています。

食べものはいのち、健康を守るものでなければなりません。そのために食品安全規制があるのです。そしてついに主食の穀物まで外国企業に委ねる種子法廃止となりました。 農産物輸出国のいいなりになって自国の農業も食料安全保障もなくしてしまうなんて愚か極まりないことです。