由井寅子(ゆい とらこ)
昭和28年生まれ、愛媛県出身。日本にホメオパシーを広めた第一人者。英国で潰瘍性大腸炎に倒れ万策つきたと観念した時、ホメオパシーと出遭い症状が完治する。その後、英国でホメオパシーを学び、日本人で初めて英国ホメオパシー医学協会(HMA)のホメオパスに認定される。帰国後は日本でのホメオパシーの普及に尽力。アトピー、膠原病、発達障害・自閉症など難病にも対応可能な「Zen(禅)メソッド」(三次元処方)を確立し、その改善症例は、世界的にも注目を集める。 また、ホメオパシー療法家としてクライアントと接するうちに、食が原因である「食原病」の存在と食の重要性を確信し、農薬や化学肥料を一切使用しないホメオパシー自然農を2004年に開始する。2011年には地元静岡県に認められ、農業生産法人日本豊受自然農株式会社を設立。無農薬野菜の宅配だけでなく、農産物の加工や、原料のヘチマやハーブから生産する化粧品なども手がける。食や美容の面からも健康をサポートするべく活動の幅をさらに広げている。
詳しいプロフィールはこちら(カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー)
我ら農民ならば
農民こそ大きな愛ある人間である。
いかなる命も大切にすることができる。
農民は、地球を癒し、動物、虫、
そして人々を癒す植物を生産するという責任を担っている。
愛の心で土をいたわり、植物に畏敬の念を持って育て、
感謝の心をもって作物を収穫する。
農場を周囲の環境と同化する。
農場には命があり、健やかで生き生きとした土壌作りが、人間を養い、元気づける。
そして、人間成長の助けとなる食物を生産する。
それには、できるかぎり自然型農業にすること。
そして、自然から教わり、自然を友として働こう。
農民は、人間の命の元となる植物を作っている。大事な責任を担っている。
土壌に流れ込む命の元、それは宇宙エネルギー。それを農場に命を引き入れるために土を自然に還さねばならない。
目に見えない微生物たちに助けられて、今日こうして収穫できる事に感謝しつつ、
土にひざまづいて、自然にひれ伏すように、腰を曲げ、草をとる。
毎日かわらず汗を流し、ふと気づくと、西の空には太陽が沈みかけている。
あー、今日も重労働だった。
我ら農民は、くる日もくる日も、こうして土にまみれ、働くのだ。
だけど、我ら農民は、自然に生きることを知っている。
自然と共に、自然を友とし生きる、我ら農民は、どんなことをしても、
人間は自然にはかなわないんだということを知っている。
大いなる自然に、降参 !
大いなる自然に、弥栄!
私達はドイツの自然療法ホメオパシーを通じて、日本人の心の復興、日本の自然型農業の復興、自家採種作物の復興、動物の尊厳の復興を統合した日本全体の復興を合言葉に活動を行っております。
自然農を実践している私は、昨年、京都での「第一回日本の農業と環境シンポジウム」にて「環境、人、動物、植物、生命あるものが、どうしたら自分らしく生きられるのか、それはできる限り自然型に戻していくしかない。人間があらゆる知識を使っても自然の運行には逆らえない。日本の復興は自然に戻ることで成し得る。」という次につながるためのメッセージを残し、一年間実行してきました。
そして、日本の復興を目指すためには、自然型農業の実践が、環境を取り戻していくためにもっとも大事なことであり、私たちが一番力を入れてまいりました。
それにより、農薬を撒かないことで、地球の環境が戻り、そして、人の栄養となる作物に対して人工肥料を使わないことで、心と体の環境の両方が整っていきます。
自然型農業を行っている静岡県函南と北海道洞爺の豊受自然農園の野菜やハーブからは日本古来の発酵技術と、希釈振盪したレメディーを与えることで、作物がそのものらしく自然に育っていきます。その上放射能も検知されておりません。
この同種療法であるホメオパシーで放射能を希釈振盪し与えることと発酵技術により、現在も研究中でありますが、土壌菌もミミズも増え、土の環境が自然に戻っており、自然型農業による農業の未来を明確にしてくれています。
また、日本の復興のためには、日本人の心の救済を考えていくことが最も大事なことであります。そのためには、心の傷であるインナーチャイルドを見つめ、癒し、解放をすることはその人がその人らしく生きられるようになり、今の人生感を持つためにも、大切な癒しとなるでしょう。それには、ホメオパシー同種療法により、本当の自分の心、自分の体からの声を聞き、自己治癒力を触発し解決していくことが大切なことなのです。
環境・農業・人・動物-皆が喜びをもって生きられますように、私達はホメオパシーを通じて、日本復興を合言葉に活動してまいります。
第2回 日本の農業と環境シンポジウム
大会長 由井寅子