工藤暢彦(くどう まさひこ)
農業生産法人 日本豊受自然農株式会社 函南農場 農業従事者
1963年生まれ。日本豊受自然農株式会社取締役。 静岡県函南町のホメオパシー自然農園にて責任者として農作業に従事。
静岡:農薬、化学肥料使わない土壌づくりと豊受自然農の実践
私は静岡函南でドイツの自然療法ホメオパシーを用いた自然農を実行している工藤です。ある日、机に向かってコンピューターをしていた私に、由井社長が「工藤君、農民になってくれないか。日本復興するためには自然農を実行するしかないし、自家採種の種をつくるしかない」と言われ、由井社長のその考えに私も感動し、農民になる決心をしました。
2011年正式に静岡県から「農業生産法人 日本豊受自然農株式会社」として認定をもらい25反を5名で切り盛りしています。ここでは野菜を中心にし、ハーブや薬草も栽培しています。植物を育てるのは「土」であり、土にはその力が十分に備わっていると考えます。そして「良い土」とは微生物がいっぱいいる土の事だと考えます。静岡の農場では、微生物の「飼育場」と同じです。ニンジンにはニンジンに適した微生物が増えるよう願いを込めてお手伝いをさせていただきます。ですから、土中の構成を壊さないように圃場の土はあまり動かさず「連作」が基本としています。そのために3年間75種類の野菜を発酵させたアクティブプラントを使い、この中には、発酵させて75種類の野菜だけでなく、ホメオパシーで放射能を希釈振盪したレメディー、ミネラルを希釈振盪したレメディー、そして洞爺で栽培されたマザーチンクチャーもはいっています。ホメオパシーを応用した自然農はすべてのものを自然に戻す力があり、私たちの作物には、植物の持つ「氣」に満ち溢れています。